びっくりしたこと

『納豆』
母が朝の食卓で
「ひさしぶりに納豆食べるわ 1年ぶりかしら?」
とうれしそうにのたまう
台風前の冷たくなった空気が少し凍りつく
いやいやいや
長くても2週間前には食べてた
「じゃ今くらいに食べるのやめたんですね」
これで矛盾に気づいてくれればとの思いだったが
まったく肯定されて
「やっぱり九州納豆がいちばんおいしい」
とおっしゃった




『般若心経』
生まれつき お坊さんに厳しかったぼくなのだが
いまはあまり気にならなくなった
お経にあまり興味がなく
なんでサンスクリット語を中国人が訳して
それを日本人が音読して
よしとするのか未だに理解できない
仏教を勉強しても頭に入らなかったけれど
ブッダの人生にはひきつけられた


なのだが
般若心経に関しては接する機会がずっとあった
頭に仏説をつけるか否かで
届く対象が神様か仏様か変わるらしい
道教の人は般若心経の真ん中の文字は
"道"だと意味深なことをおっしゃる


唱えるべし覚えるべしかな
猛者たちは40秒で唱え上げる
一息でいけるのか?
うっ やる気でた


『書くこと』
朝起きて 空っぽの頭の中のまま
キーボードを打つ
つづられる物語
ああ こうして過去の作家さんたちは
物語をつづってきたのか
頭で練り上げて書くひともいるだろうけれど
長続きさせるなら 何も考えないことと知った
砂漠の中を水なしで歩くようなものだけれど
ひたすら続けてみよう


無から有を生み出す愉しみ
とりあえずはメモのような文章