ここから昨夜の続きです

CMみたいに車を押すのは
山道じゃ無理だろと思いつつ
たどりついたのは山都(やまと)町
左手に警察署を通り越すと
natureが
「なんで聞かないのお?」
そうです
私は聞かない星人なのです
長崎の親戚はみんな同じ
まだ何とかなると思っているぼくは
友人から借りてるナビで近くのスタンドへ


しかし真っ暗
やっぱ聞こうと言うことになって
警察署へ戻ろうとしますが
全員 方向音痴
もう どこにいるかも分からず
ナビをいじる気もせず
明かりを求めて走っていると
ジョイフル〜♪


「お願いだから止めて
私が聞いてくるから〜」
でハッとしたぼくは車を止めて中へ
ちょうど娘もトイレを借りにいっしょに


レジの女性に開いているスタンドを聞くと
「このへんは8時には閉まるんですよ
最近は油を車から車に移すのもやりにくいし」
とつれない答えを言いながら詳しい
仕方ないから朝までここにいようかと思って
店内を見ると営業は1時まで…
この町の作戦かと思えるくらい段取りがいい


いつもこのへんで答えが出るはずなんだが
と思いつつ まだ何とかなると思っているボク


すると茶髪の子連れのおねえさんが会計に来た
「このへん開いちょる店ないやろ?」とレジの女性
「ないけど
坂田さんのとこなら家やし頼めばなんとかしてくれやせん?」


お〜
さっそく電話帳で調べて電話すると
「いいっすよ」


家のそばということで
そのお客さんに道案内していただき
無事到着
松山千春似のピアスのおにいさんが
満タンにしてくれました
ここでトイレを借りたnatureの話は
面白いけどカットします


案内してくれた女性の弟さんが
同じ系列の店で働いているそうで
ふしぎなご縁で助けていただきました
女性と松山千春さんにはお礼に皿うどん
大都町のみなさん ありがとうございました


なんだか急にうれしくなって
車に神様のエネルギーをもらったみたいな気持ちになりました
山あり谷ありで人生って面白くできてるんですねえ
神様 ありがとうございます



でも妄想家のぼくの頭の中では
同時に違うことが浮かんでいます
初デートでこういう目にあった二人は
いっぱ==く ニャノキャ?
そうして味を占めた人間は何度もその手を使うのか?


神様スミマセン…