シービレちゃった シービレちゃった シービレちゃった〜よ〜♪

お昼にちょこちょこ
羽生二冠対中川八段の将棋を見てました
仕事がはかどらなくなると ちょろっとみる感じです
最近 将棋にもあまり興味がなくなってきてたんですけど
羽生さんの将棋はふしぎなことが多いので
ついつい見てしまいます


序盤羽生二冠が優勢な仕掛けをしていて
千日手みたいになって
こうやったら勝ちだななんて手を読んで
また仕事に戻り
やっぱ気になってテレビを見てみると
アレっていう素人みたいな手を指してあって
もう完全に逆転していました


力が落ちてきたと噂に聞いていたので
やっぱりか という感じで寂しい気がしました
あとは指せば指すほど形勢に差がでてきます


ただ粘っているという感じで
投げ場を探してるのかと思ったくらい
もう投げるだろうって感じでついつい見続けてしまいました
逆に中川八段の指はしなりにしなります
ちょっと見るはずが
指しつづけられ
どんどん時間がたっていきます


そして 終局間近って時でした
解説の加藤九段が
「アレ?」といつもの甲高い声
中川玉がトン死になったんです


見ている誰もが数手前まで
羽生二冠の必敗だと信じて疑わなかったはず
それほど形勢は開いていました


あの負け率99.999999999%
みたいな状態を続けられる精神力は
どこから来るんだろうか
どんなに不幸な状態でも幸せを信じて生きて行けるあの強さは何なんだろうか?


プロや上級者は最後に詰むまで指さずに
負けを認めて投了するのが美しい
みたいな感覚がありますけど
あれって自殺に近いことかもしれないなあと思ってしまいました
頭に金を置かれて詰むまで投げちゃいけないものなのかも


きょうは将棋の強さじゃなくて
人間の強さに感動した次第です
あれじゃ 神さままで感動しちゃいます


そこまで信じてるんだったら
用意しておくから ここまで来てみなって所に
行っちゃうんですねえ


信じられている人は常人とは違うようです
あ〜 なんだか悔しいんですけど