八百屋のおばちゃん

犬の散歩の途中に小さなお店がある
消防団のとき お世話になった先輩の
お母さんで
小さくて しゃきしゃきしてて
けっこう好きな性格なので 
時々行くようにしている


だんなさんに捨てられて生きてきた女性
何十年と ひとりで頑張ってきたんだろう
言葉の強さの影に5%くらい
黒いものを感じるが
それを打ち消す たくましさが素敵だ


元々は町のバス停のそばに店はあったが
200年以上前に建てられた民家
(お殿様が泊まっていたおうち)が
国の指定文化財になったため
駐車場確保で立ち退きとなったのだ
役場の職員である彼女の息子は
自分のうちの前に母親の店を開かせている