花びらが舞っているような人

アメリカのヤヨイさんから電話がありました
おととしのハロウィーンパーティでお世話になったかたで
戦前に渡米した両親から生まれた日系人です


久しぶりに訪日したヤヨイさんが
初めて図書館に訪ねてくる前のことです
natureは夢をみました
自分はドイツ軍に追われるユダヤの少女で
親ではない老夫婦に助けられた夢です
「手をつないでくれていた手が忘れられない
あれはきっと前世の話かもしれない」
そう言いました


そしてnatureは図書館でヤヨイさんを一目見たとき
『あ この人だった』と思ったそうです
二人はそのときから意気投合
初めて会った二人とは とうてい見えませんでした
まるで親子です
握手すると手の感触が夢と同じだったと言います
その晩にはわが家で遅くまで
ジェンベをたたいてパーティとなりました


昨年 アメリカはハリケーンが襲ってきて大変でした
ヤヨイさんの家族も逃げなければならなかったけど
避難する人たちの車が渋滞を起こして
結局 家の中でじっと過ぎるのを待ったそうです
けっきょくハリケーンはそれてくれて助かったのですが
「私はね いろいろあっても こうして生きていられるから幸せなの
だから 生きてる間に少しでも人のためになれたらと思って生きてるの」
そう言って 朝早くから毎日ボランティアに行かれています
お姿もそうですが お声だけでも
本当に花びらがひらひら舞っている感じがします
今年で確か80歳です
ぼくは お会いできただけで幸せです


(きょう ぼくのアンテナにある『ゆうだけダイアリー』に
挨拶のコメントをしました
光栄にもぼくのブログをのぞいてくれてたそうです
彼女の日記にもユダヤ人の前世の記憶の話があって
いいタイミングだと思って書きました)