都農の夏祭

みこしがお宮を出てきて
7つのタイコ台が
「そらやれ やれやれ 町祭な」
という掛け声とともに町を練り歩きます


2年ほど2トンはあるという
タイコ台を担がせていただいたんですけど
とにかくきつくて
頭の中が空っぽになって
むなしさと達成感が
ごっちゃになった感じになります


2日目の7時頃
みこしが神社に戻っていくのですが
それをタイコ台が少しでも
町に残ってもらおうと 駆け引きをします
そして みこしが戻ってしまうと
なぜか タイコ台どうしのけんかを始めます
毎年 その時間近くになると
雷が鳴ってどしゃぶりの雨になります
龍神をつかさどる神様なのでしょうか
今年は3日の朝 急に降り出しました


ぼくがタイコ台から足が遠のいたのは
いつも神様に怒られてるような感じがしてたためです
雷が近くに落ちたり
足を浜のタイコ台に踏まれたり
とにかくタイコ台のまわりに漂う殺気に
堪えられませんでした
心の奥にしまってあるものに火がつきそうで…


元々団体行動が得意ではないので
群衆心理なるものに反発をおぼえるというのもありますな
だから本音を言いますと
祭りとか花火とかあんまり興味がない人間です
やり出すと止まりませんが...
ただし 何かをやろうとする人間たちの
エネルギーには動かされます
ま 誰しもそんなもんでしょう


7年前に仲間たちとアフリカ人を呼んで
初めて自分たちのスタイルで
祭りに参加し 以来
行動力のある晋のもと
粘り強く続いています
ぼくだったら1回きりかも


それにしても いろんな土地から
やって来て参加してくれます
そして 祭りって楽しいもんなんですね
と言ってくれます


とにかく楽しかったなあ